CYP(チトクロムP450)からみた薬物相互作用のチェックは薬剤師の重要な仕事の一つです。
電子薬歴やAI(人工知能)によって薬物相互作用のチェック機能は取って代わられることが予想されますが、薬剤師だからこそ頭に入れておきたいものです。
CYPを誘導する薬剤と、影響を受ける代表的な薬剤についてまとめてみました。
一般名 | 商品名 |
オメプラゾール | オメプラール |
その他に、タバコの煙もCYP1A2を誘導することが報告されています。
・テオフィリン(商品名:テオドール)
・プロプラノロール(商品名:インデラル)
一般名 | 商品名 |
フェノバルビタール | フェノバール |
・ペントバルビタール(商品名:ラボナ)
一般名 | 商品名 |
フェノバルビタール | フェノバール |
リファンピシン | リファジン |
フェニトイン | アレビアチン |
・ワルファリン(商品名:ワーファリン)
・ジクロフェナクナトリウム(商品名:ボルタレン)
・フェニトイン(商品名:アレビアチン)
一般名 | 商品名 |
フェノバルビタール | フェノバール |
リファンピシン | リファジン |
セントジョーンズワート | セイヨウオトギリソウ 含有食品(ハーブティなど) |
・ジアゼパム(商品名:セルシン・ホリゾン)
・オメプラゾール(商品名:オメプラール)
CYP2D6を誘導する薬剤は現時点ではありません。
一般名 | 商品名 |
イソニアジド | イスコチン |
エタノール | お酒など |
・アセトアミノフェン(商品名:カロナール、コカール)
一般名 | 商品名 |
リファンピシン | リファジン |
フェノバルビタール | フェノバール |
フェニトイン | アレビアチン |
カルバマゼピン | テグレトール |
デキサメタゾン | デカドロン |
セントジョーンズワート | セイヨウオトギリソウ 含有食品(ハーブティなど) |
・トリアゾラム(商品名:ハルシオン)
・ワルファリン(商品名:ワーファリン)
・シクロスポリン(商品名:ネオーラル)
・タクロリムス(商品名:プログラフ)
・ニフェジピン(商品名:アダラート)
・ベラパミル(商品名:ワソラン)
・ジルチアゼム(商品名:ヘルベッサー)
・エリスロマイシン(商品名:エリスロシン)
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