近年、第二世代抗ヒスタミン薬やフルナーゼのスイッチOTC化が益々進み、更に低価格で購入可能なプライベートブランド等も充実し、もはや花粉症は通院不要で対処可能な症状となりました。
特に2021年では、新型コロナウイルス感染症による受診控えもあり、市販薬の販売量が増加することが見込まれます。
そこで、第二世代抗ヒスタミン薬について、薬剤師として患者に合った薬剤を選択できるようにしておきたいところです。
2021年3月時点で発売中のOTC第二世代抗ヒスタミン薬の添付文書を参照し比較表を作成しました。
表について
※1○:記載なし △:要相談 ✖️:服用不可
※2メキタジンは医療用医薬品では禁授乳となっているが、OTCでは要相談となっている。
※3備考に、特に記載のないものは第二類医薬品
※4効果の強弱に関しては、基本的に同等の効果が現れるように用量設定されていること、また個人差があることから、誤解を招く恐れがあるため掲載していません。
こうして比較してみると、抗ヒスタミン薬間でもそれぞれ異なる注意点があることが分かります。
特に、乗り物・機械の運転操作に関して、医療用医薬品では「十分注意」とされているエバスチン、エピナスチン、ベポタスチンにおいてもOTCでは「禁止」とされているため、販売の際には注意してください。
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