【市販薬】第二世代抗ヒスタミン薬一覧・比較

この記事を書いた人

SHU(シュー)

薬剤師
研修認定薬剤師
登録販売者外部研修認定講師

近年、第二世代抗ヒスタミン薬やフルナーゼのスイッチOTC化が益々進み、更に低価格で購入可能なプライベートブランド等も充実し、もはや花粉症は通院不要で対処可能な症状となりました。

特に2021年では、新型コロナウイルス感染症による受診控えもあり、市販薬の販売量が増加することが見込まれます。

そこで、第二世代抗ヒスタミン薬について、薬剤師として患者に合った薬剤を選択できるようにしておきたいところです。

2021年3月時点で発売中のOTC第二世代抗ヒスタミン薬の添付文書を参照し比較表を作成しました。

表について
※1○:記載なし △:要相談 ✖️:服用不可
※2メキタジンは医療用医薬品では禁授乳となっているが、OTCでは要相談となっている。
※3備考に、特に記載のないものは第二類医薬品
※4効果の強弱に関しては、基本的に同等の効果が現れるように用量設定されていること、また個人差があることから、誤解を招く恐れがあるため掲載していません。

第二世代抗ヒスタミン薬【市販薬一覧】

こうして比較してみると、抗ヒスタミン薬間でもそれぞれ異なる注意点があることが分かります。

特に、乗り物・機械の運転操作に関して、医療用医薬品では「十分注意」とされているエバスチン、エピナスチン、ベポタスチンにおいてもOTCでは「禁止」とされているため、販売の際には注意してください。

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SHU(シュー)

薬剤師
研修認定薬剤師
登録販売者外部研修認定講師

北海道の薬学部を卒業後、千葉大学大学院で有機化学を専攻。在学中、研究の傍ら薬局薬剤師として勤務。

現在は、面応需薬局併設ドラッグストアの管理薬剤師として、幅広い診療科目からの処方せん調剤、市販薬・サプリメント相談、健康相談、在宅訪問服薬管理等を行っている。

患者様や医療従事者に対してエビデンスに基づいた医療情報を提供することを目標とし、特に市販薬やサプリメントなど、セルフメディケーションを中心に、薬局薬剤師として遭遇した症例などを記事にしていきたいと考えている。

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