ビタミンB12(シアノコバラミン)を主成分とする「ソフトサンティアひとみストレッチ」。
パソコン作業が多く、普段ソフトコンタクトレンズを外せないため個人的にとても重宝しています。
このソフトサンティアひとみストレッチ、通常のソフトサンティアとどう違うのか?
薬局でも、通常のソフトサンティアとソフトサンティアひとみストレッチの違いについて聞かれることがあると思いますので、簡単に違いについてまとめてみました。
ソフトサンティアの成分
塩化カリウム0.1%
塩化ナトリウム0.4%
添加物として、ホウ酸、pH調節剤を含有。
ソフトサンティアひとみストレッチの成分
ビタミンB12(シアノコバラミン)0.02%
ネオスチグミンメチル硫酸塩0.005%
ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)0.1%
添加物としてエデト酸ナトリウム水和物、ホウ酸、ポビドン、等張化剤、pH調節剤を含有。
このようにソフトサンティアとソフトサンティアひとみストレッチは全く異なる薬になります。
ソフトサンティアひとみストレッチには医療用医薬品のサンコバ点眼も同じ濃度(0.02%)のシアノコバラミンが含有されています。
ソフトサンティアは防腐剤が無添加ですので開封後10日経ったものは使用できません。
一方、ソフトサンティアひとみストレッチは開封後1ヶ月までを目安に使用できます。
太字が違い
ソフトサンティアの効能・効果
ハードコンタクトレンズまたはソフトコンタクトレンズを装着しているときの不快感、涙液の補助(目のかわき)、目の疲れ、目のかすみ(目やにの多いときなど)
ソフトサンティアひとみストレッチの効能・効果
目の疲れ、ソフトコンタクトレンズまたはハードコンタクトレンズを装着しているときの不快感、眼病予防(水泳のあと、ほこりや汗が目に入ったときなど)、目のかすみ(目やにの多いときなど)
ソフトサンティアには涙液の補助の効能がありますが、ソフトサンティアひとみストレッチには人工涙液の成分が入っていないため、涙液の補助の効能はありません。しかし、ソフトサンティアひとみストレッチに特有の効能として眼病予防の効能があります。
ソフトサンティアはすべてのコンタクトレンズの上から点眼できますが、ソフトサンティアひとみストレッチはカラーコンタクトレンズの上からは点眼を避けた方がよいとされています。(コンタクトレンズの変色を防ぐため)
ソフトサンティアひとみストレッチが赤いのは有効成分であるシアノコバラミンの色になります。
ソフトサンティアとソフトサンティアひとみストレッチはそれぞれ全く異なる薬剤なので、症状に合わせて使い分ける必要があります。
眼の渇きがひどい場合は、ソフトサンティアがおすすめです。
またパソコン作業が多い方や目の疲れがある方には、ソフトサンティアひとみストレッチがいいでしょう。
ちなみに私は日中はドライアイを防止するためにソフトサンティアを、夜は目の疲れをほぐすためにソフトサンティアひとみストレッチを使用しています。
ソフトサンティアひとみストレッチは服につくと赤く変色するので注意しましょう。
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