日本薬局方において水は、常水(水道水・井戸水)、精製水、滅菌精製水、注射用水の4種類が定められています。
精製水、滅菌精製水、注射用水はそれぞれどのように違うのか?また蒸留水についても触れてみたいと思います。
常水(水道水・井戸水)をイオン交換や蒸留、超ろ過、逆浸透を単独はそれらを組み合わせ精製したもので不純物を含みません。
コンタクトレンズの洗浄や保存剤の調整、医療器具の洗浄、試薬の調整などに使用されます。
容器入りの精製水は気密容器に入ったものになります。
精製水をさらに滅菌処理したものが滅菌精製水です。精製水を密封容器に入れて、滅菌したものや、あらかじめ滅菌した精製水を無菌的に無菌の容器に入れた後、密封したものとなります。
点眼剤や経口剤、軟膏剤に使われたり、医療器具の最終洗浄に使用されます。
精製水を滅菌したうえで、発熱性物質(エンドトキシン)試験に適合したものが注射用水です。
注射用水の容器入りは、注射用水を密封容器に入れて滅菌したもの、またはあらかじめ滅菌した注射用水を無菌的に無菌の容器に入れた後、密封したものとなります。
蒸留水は常水を蒸留したものになります。微量の不純物は残ります。
バッテリー水などに用いられます。
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