「小児期の神経発達症に伴う入眠困難の改善」に適応のあるメラトベル顆粒0.2%。
成人には適応はなく、6歳以上15歳以下の小児が対象となります。
慢性的な睡眠不足と睡眠覚醒リズムが不規則で問題があると、多動や過活動、興奮症状を示すことが多くなり、神経発達症の特性を強めてしまいます。
これまで、日本では小児に対する睡眠改善薬が存在しなかったことから、開発が進められ、2020年6月に発売されたのがメラトニンを有効成分としたメラトベル顆粒0.2%です、
メラトベル顆粒0.2%の作用機序や調剤時、服薬指導のポイントについてまとめました。
メラトベル顆粒の有効成分は内因性ホルモンと同一の化学構造式を持つメラトニン。
メラトニンはトリプトファンからセロトニン(5-HT) を経て主として松果体から分泌される生体内ホルモンです。
メラトニンは視床下部の視交叉上核に高発現しているメラトニン受容体MT1、MT2を活性化し、下記のような作用機序で入眠困難の改善に繋げます。
サブタイプ | 働き |
MT1 | 睡眠の導入に関与 |
MT2 | 体内時計のリズムを整える |
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