ファイザーからSNRIであるイフェクサーSRカプセル(ベンラファキシン塩酸塩)が発売されました。
国内でのSNRIは、トレドミン(ミルナシプラン塩酸塩)、サインバルタ(デュロキセチン塩酸塩)につづく、3剤目となります。
うつ病では脳内のセロトニン、ノルアドレナリン量が少なくなった状態になっています。イフェクサー(ベンラファキシン)はセロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害することで脳内のセロトニン・ノルアドレナリン濃度を上昇させます。
SNRIとは、Serotonin Noradrenaline Reuptake(再取り込み) Inhibitor(阻害)の略語です。
主に肝代謝酵素 CYP2D6、一部CYP3A4で代謝されます。
ファイザーが行った国内短期試験において認められた副作用(発現率5%)は
・悪心
・傾眠
・口内乾燥
・便秘
・浮腫性めまい
・頭痛
・動悸
などが挙げられます。
・服用開始後は「ムカツキ」「口内乾燥」「眠気」などの症状がでるが徐々に少なくなることを説明。
・リスペリドン併用の場合、イフェクサーのCYP2D6の阻害作用によりリスペリドンの血中濃度が上昇する可能性あり。
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