ビオフェルミン錠とビオフェルミン配合散の違い

この記事を書いた人

伊川勇樹(いかわゆうき)

株式会社ティーダ薬局 代表取締役・管理薬剤師
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」管理者

ビオフェルミン錠が処方されている患者さんから

「錠剤が飲めないので粉に変更してくれませんか?」

と言われた場合、多くの方が「ビオフェルミン配合散」をイメージするかと思います。

しかし、ビオフェルミンの場合、錠剤と配合散で有効成分が異なりますので、まったく同じではありません

 

ビオフェルミン錠と同じビフィズス菌はラックビー微粒N

ビオフェルミン錠剤には1錠中に「ビフィズス菌12mg」含有されていますが、ビオフェルミン配合散には1g中「ラクトミン6mg、糖化菌4mg」が含有されています。

このように、ビオフェルミン錠剤に入っている「ビフィズス菌」がビオフェルミン配合散には入ってませんので、同じ「ビフィズス菌」の粉薬に変更するのであれば、「ラックビー微粒N」になります。

ラックビー微粒Nには1g中「ビフィズス菌10mg」が入っており、ビオフェルミン錠剤より2mg少なくなります。

追記 
2022年にビオフェルミン錠の散タイプ、ビオフェルミン散が発売されています。
1g中に「ビフィズス菌12mg」が含有されています。

この記事を書いた人

伊川勇樹(いかわゆうき)

株式会社ティーダ薬局 代表取締役・管理薬剤師
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」管理者

2006年 京都薬科大学 薬学部卒。

調剤併設ドラッグストアのスギ薬局に新卒で入社。
調剤部門エリアマネージャーを経験後、名古屋商科大学院経営管理学修士課程にて2年間経営学を学び、経営管理学修士号(MBA)を取得。
2013年4月、シナジーファルマ株式会社を設立。
2013年8月、薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」をリリース。

薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」は臨床で役立つ学術情報や求人広告を発信し月間24万PV(2023年6月時点)のアクセスが集まるメディアとして運営中。

2021年より福岡県北九州市にてティーダ薬局を運営(管理薬剤師)。

1983年11月 岡山県倉敷市で生まれ、水の都である愛媛県西条市で育つ。
大学より京都・大阪で14年間、沖縄Iターン特集立ち上げのため沖縄県で4年間暮らし、現在は福岡県民。
二児の父親。

当面の目標は、
「息子達の成長スピードに負けないこと」

座右の銘は、
「まくとぅそうけい なんくるないさ」
=「誠実に心をこめて精進していれば、なんとかなる!!」

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