こんにちは。
薬剤師のショウです。
日本では糖尿病有病者、予備軍共に1000万人と推定されており、今後も増加する事が予想されます。
薬剤師としてどのように糖尿病治療に携わっていくか考えている人は記事を参考にしてみて下さい。
薬剤師として専門性を模索していく中、糖尿病分野で目指す資格となるのは糖尿病療養指導士(Certified Diabetes Educator ; CDE)となるかと思います。
糖尿病療養指導士には日本糖尿病療養指導士(CDEJ)と地域糖尿病療養指導士(LCDE)の2つがあり、糖尿病療養指導に従事するコメディカルスタッフ(看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士など)に与えられる資格です。
糖尿病療養指導全般についての知識及び技能を有するコメディカルスタッフであり、CDEJは特に糖尿病の臨床生活における生活指導のエキスパートであると位置づけられています。
その分CDEJの資格を取得する為には条件がいくつもあるので、比較的簡単に取れるLCDEから目指してもよいかもしれません。
糖尿病の治療目標は合併症の発症予防と進展の阻止であり、その治療目標に向かって患者一人一人にあった細かな目標を経て、療養指導を行います。
糖尿病は多様なため、それぞれの患者に則した指導をしていく中で、メンタルケアや自己管理能力のサポートを行っていきます。
そのためにも、まずは患者との信頼関係を構築していく必要があります。
それでは各コメディカルスタッフがCDEとして活動している中、薬剤師がCDEとして求められていることはやはり薬の事です。
服薬指導は普段の業務で行っているのですが、患者のコンプライアンスを向上させるためにも適切な指導が必要であり、それはコメディカルの中では薬剤師が一番適しています。
薬剤の特徴を踏まえての指導を行い、特に副作用に関して共通している症状は低血糖ですが、薬剤それぞれに異なった副作用がありますので、「血糖を下げる薬です」だけではなく、ひとつひとつ説明してあげれば突然の副作用に患者が戸惑う事もなくなるでしょう。
シックデイの指導も同時にするとなお良いです。
参考記事
薬剤師からもしてほしい「シックデイ」についての説明
また、インスリンの指導に関しては薬剤の説明だけでなく、手技の確認も大事になってきます。
空打ちの単位数や混和するか否かなど確認することはたくさんあります。
Do処方で毎回確認するのは患者も煩わしいとは思いますが、たまに確認することで間違った手技を矯正できることもあります。
また、毎回指導するポイントを変えてもいいでしょう。
糖尿病患者は増えていますが、糖尿病患者に寿命も延びてきています。
私たち薬剤師が療養指導を通じて患者に出来ることを考えましょう。
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