「現役薬剤師発」医療ニュース

現役薬剤師が現場に役立つ医療ニュースを配信!!

2016年3月24日(木)
ロキソニン(ロキソプロフェン)に小腸・大腸の狭窄・閉塞を追記~重大な副作用の欄

厚生労働省は使用上の注意改訂として、ロキソプロフェンナトリウムの「重大な副作用」の項に「小腸・大腸の狭窄・閉塞」を追記するよう指示しました。追記内容 【重大な副作用】 小腸・大腸の狭窄・閉塞 小腸・大腸の潰瘍に伴い、狭窄・閉塞があらわれることがあるので、観察を十分に行い、悪心・嘔吐、腹痛、腹部膨満等の症状が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。 小腸・大腸の狭窄・閉塞の追…続きを読む

記事カテゴリ:医療ニュース > PMDA

2016年3月19日(土)
SNRIのサインバルタ(デュロキセチン)が慢性腰痛症に伴う疼痛で適応取得

セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)であるサインバルタ(成分名:デュロキセチン塩酸塩)が慢性腰痛症に伴う疼痛の適応を厚生労働省より取得しました。慢性腰痛症とは?腰痛は発症期間によって、大きく急性腰痛と慢性腰痛に分けられます。 痛みが3ヵ月以内で治まる場合は急性腰痛、3ケ月以上続く場合を、慢性疼痛と定義されます。慢性腰痛症にサインバルタが効く理由・作用機序(メカニズム)サインバ…続きを読む

記事カテゴリ:医療ニュース > 製薬

2016年3月18日(金)
プロナーゼ製剤(エンピナースP錠・カプセル)発売中止へ

プロナーゼ製剤「エンピナースPカプセル9000」「エンピナースP錠18000」が発売中止となります。2016年3月17日に開催された薬事・食品衛生審議会医薬品再評価部会にて「現在の医療環境において医療上の有用性は低下したと考えられ、現時点での医療上の有用性は確認できない」と結論付けられたことから、発売元の科研製薬は発売中止とし、自主回収を行うとしています。エンピナースといえば、錠剤(18000単位…続きを読む

記事カテゴリ:医療ニュース > 製薬

2016年3月18日(金)
リゾチーム塩酸塩(ノイチーム、レフトーゼ、アクディーム)が発売中止へ

リゾチームを販売するサンノーバ・エーザイ(製品名:ノイチーム)、日本新薬(製品名:レフトーゼ)、あすか・武田(製品名:アクディーム)が発売を中止し、自主回収することを発表しました。リゾチーム製剤は「慢性副鼻腔炎」、「気管支炎」、「気管支喘息」、「気管支拡張症」に係る適応をとっていましたが、2015年12月に「慢性副鼻腔炎の腫脹の緩解」の適応が削除になっていました。2016年3月17日に開催された薬…続きを読む

記事カテゴリ:医療ニュース > 製薬

2016年3月1日(火)
トリプタノール(アミトリプチリン)末梢性神経障害性疼痛で使用可能に

うつ病や夜尿症などで使用されるトリプタノール(成分名:アミトリプチリン塩酸塩)ですが、公知申請にて2016年2月に末梢性神経障害性疼痛での効能・効果の追加を取得しています。公知申請とは? 日本で承認されている医薬品の適応外使用について、有効性・安全性が医学・薬学的に「公知」である場合、臨床試験の全部または一部を新たに実施することなく適応拡大の承認申請ができる制度です。 つまり、効果もあり、安全…続きを読む

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2016年2月23日(火)
プロペシアのジェネリック「フィナステリド錠」の作用機序・用法は?

フィナステリド作用機序

AGA治療薬で5α-還元酵素II型阻害薬プロペシアのジェネリック(GE)がクラシエとサワイから発売になります。 2016年2月18日付けで厚生労働省より製造販売承認を取得。 規格はプロペシアと同じで、フィナステリド錠0.2mg/1mgになります。 フィナステリドの作用機序抜け毛の原因となるのがジヒドロテストステロン(DHT)といわれており、ジヒドロテストステロン(DHT)はテストステロンが5…続きを読む

記事カテゴリ:医療ニュース > 製薬

2016年2月16日(火)
ネキシウム(エソメプラゾール)「重大な副作用」の項に「横紋筋融解症」を追記へ

厚生労働省はPPIであるネキシウムカプセル(成分名:エソメプラゾールマグネシウム水和物)について「重大な副作用」の項に「横紋筋融解症」を追記するよう指示しました。 改訂内容は?副作用の「重大な副作用」に 「横紋筋融解症:横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこ…続きを読む

記事カテゴリ:医療ニュース > 厚生労働省

2016年2月10日(水)
2016年(平成28年)調剤報酬改定の点数について

2016年2月10日、厚生労働省にて中央社会保険医療協議会が行われ、2016年(平成28年度)調剤報酬改定の具体的な点数を発表しました。 詳細はこちらになりますが、ポイントのみピックアップしました。調剤基本料現行の調剤基本料は 41点(妥結率が50%未満の場合31点) 以下の場合は25点(妥結率が50%未満の場合19点) ・月平均4000回超かつ集中率70%超 ・月平均2500回超かつ集中…続きを読む

記事カテゴリ:医療ニュース > 厚生労働省

2016年2月7日(日)
投資ファンドがアイセイ薬局をTOB、上場廃止へ

投資系ファンドのJ-STAR二号投資事業有限責任組合が100%株主である株式会社アイセイホールディングスは株式会社アイセイ薬局に対してTOB(株式公開買付)を行う意見表明を2016年2月5日にプレスリリースで発表しました。 株式会社アイセイホールディングが株式会社アイセイ薬局をTOB?? 「アイセイホールディング」って何?? と疑問を感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、「アイセイホールデ…続きを読む

記事カテゴリ:医療ニュース > 調剤薬局

2016年1月28日(木)
調剤基本料5段階制度導入~大手チェーン・医療ビルは減額へ

厚生労働省は2016年調剤報酬改定に向けて骨子を発表しました。 調剤基本料については現行の41点から、新たに五段階に分類され、大手チェーンの大型門前タイプの薬局や医療ビルの薬局、また「かかりつけ薬剤師がいない」「在宅を行っていない」「残薬の削減に努めていない」など「質の低い薬局」の基本料が下がることが濃厚になりました。 以下、厚生労働省が発表した「門前薬局の評価の見直し」について要点をピックア…続きを読む

記事カテゴリ:医療ニュース > 厚生労働省

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