「ワールドビジネスサテライト特集」中小調剤薬局の再編加速、生き残りをかけて

薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」運営会社の伊川勇樹です。

先日テレビ東京系列の「ワールドビジネスサテライト」で調剤薬局業界が特集で組まれていましたね。

今や薬局の数は5万5千軒超。

医薬分業という追い風に乗り、右肩上がりで増え続けた調剤薬局は、コンビニの数を超え、成熟期を迎えた今、業界の再編が急速に進んでいます。薬局業界は自動車メーカーなどと違い、上位の大手薬局チェーンによる市場占有率が11％と、非常に細分化された業界となっています。

（下部のデータは伊川が2012年大学院在学中に作成したものです）

薬局業界のほとんどが中小薬局。

その中小薬局が生き残りをテーマにした特集が組まれていました。

中小薬局の運営で大きな課題となるのが

①不動在庫の管理
②薬剤師の確保

一番目の不動在庫に関しては、薬局間で不動在庫の売買ができる「リバイバルドラッグ」さんが取り上げられていました。期限切れによる年間の廃棄薬は５３億円に上ると言われています。今後高齢化の加速による使用薬剤の増加や、ジェネリック医薬品の普及などで、ますます不動在庫に関しては中小薬局の大きな課題となるでしょう。

以前弊社のサイトの「医療ニュース」で取り上げさせて頂いた、ポケヤクさんも奮闘中のようです。

2014年1月22日NEWS『ＩＴで調剤薬局業界に革命を起こす』不動医薬品在庫販売サイト『ポケヤク』サービス開始

二番目の薬剤師の確保について、薬剤師確保に悩む中小薬局が大手調剤チェーンの傘下になるケースが増えてくるという内容でした。

私の周りの薬局経営者の方もいつのまにか大手の傘下に入るといったケースが多くなっていますし、寡占化はますます進むと予想しています。

「中小薬局のリクルーティング活動を支援したい」

弊社のファーマシスタもこの業界の抱える課題を解決する為に志の高い、薬剤師仲間で事業をスタートしました。

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業界の変革、再編が加速する中、薬局業界の「あったらいいな」を形にし、薬剤師業界の活性化の為に邁進していきたいと思っています。