眼科用薬 | 「現役薬剤師発」学術情報

病院、薬局、製薬会社の現役薬剤師が執筆、編集、監修する眼科用の薬情報(緑内障・白内障)

2020年11月14日(土)
アレルギー性結膜炎治療薬一覧【点眼薬・眼軟膏】

アレルギー性結膜炎治療薬一覧

アレルギー性結膜炎は、大きく下記の5つに分類されます。 季節性アレルギー性結膜炎 花粉(スギ、ヒノキ、イネ、ブタクサなど)が引き起こす一時的なアレルギー症状 通年性アレルギー性結膜炎 ハウスダスト(ダニ、動物、カビなど)が引き起こす年中おこるアレルギー症状 春季カタル 主に5〜10歳の小児にみられる重症なアレルギー症状。ハウスダストが原因となる アトピー性角結膜炎 アトピー…続きを読む

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2020年10月24日(土)
アイラミド配合懸濁性点眼液・作用機序・服薬指導のポイント

アイラミド配合懸濁性点眼液・作用機序・服薬指導のポイント

緑内障・高眼圧症治療薬であるアイラミド配合懸濁性点眼液は、下記の2つの配合剤です。 α2作動薬であるアイファガン点眼液(一般名:ブリモジニン) 炭酸脱水酵素阻害薬であるエイゾプト懸濁性点眼液(一般名:ブリンゾラミド) 2020年6月16日に日本にて販売開始されました。 β遮断薬を含まないので、気管支喘息の方でも使用が可能な薬剤です。 アイラミド配合懸濁性点眼液について、作用機序や服薬…続きを読む

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2020年10月20日(火)
エイベリス点眼液(オミデネパグイソプロピル)作用機序・服薬指導のポイント

エイベリス点眼液(オミデネパグイソプロピル)作用機序・服薬指導のポイント

緑内障治療薬であるEP2受容体作動薬、エイベリス点眼液0.002%(一般名:オミデネパグイソプロピル)が2018年11月に薬価収載されました。 プロスタグランジン製剤(PG関連薬)は「色素沈着や眼瞼部多毛の副作用防止のため顔を洗わなければならないので面倒くさい」、β遮断薬は気管支喘息の患者には禁忌という問題があります。 単剤だとなかなか眼圧が下がらない方や、点眼薬を併用すると服薬コンプライアン…続きを読む

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2020年7月10日(金)
気管支喘息に禁忌でない緑内障治療薬一覧

気管支喘息に禁忌でない緑内障治療薬

私は眼科の処方を主に受ける薬局で働いた経験があります。 緑内障の治療をされている患者さんで、 気管支喘息をお持ちの方や、気管支喘息の既往歴がある方に、 「医師に気管支喘息があると伝えていますか?」 と尋ねると、病院に伝えていない患者様がいらっしゃいます。 「目薬は気管支喘息と関係ないのでは?」と思い込む患者様も多くいらっしゃいます。 しかし、気管支喘息(既往歴のある方も含む)に禁忌の緑…続きを読む

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2020年6月19日(金)
アイベータ点眼液の特徴・服薬指導のポイント

アイベータ調剤・服薬指導のポイント

緑内障・高眼圧症治療薬であるアイベータ点眼液(一般名:ブリモニジン酒石酸塩・チモロールマレイン酸塩配合)が2019年12月9日に発売となりました。 アイベータ点眼液はα2刺激薬であるアイファガン点眼液0.1%(一般名:ブリモニジン酒石酸塩)とβ遮断薬であるチモプトール点眼液0.5%(一般名:チモロールマレイン酸塩)の配合点眼液です。 従来は、アイファガン点眼液とチモプトール点眼液をそれぞれ1日…続きを読む

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2019年12月7日(土)
アレジオンLX点眼液0.1%の特徴・服薬指導のポイント

アレジオンLX点眼液0.1%の特徴・服薬指導のポイント

1日2回の持続性抗ヒスタミン点眼液であるアレジオンLX点眼液0.1%(一般名:エピナスチン塩酸塩)が2019年11月27日に薬価収載されました。 従来のアレジオン点眼液0.05%は1日4回(朝、昼、夕、寝る前)が通常の用法となっていることから、 「仕事が忙しく日中に点眼できない・・・」 「寝る前に忘れてしまう・・・」 といった問題があります。 「LX」は、“Lasting extend=…続きを読む

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2019年8月28日(水)
緑内障の種類「開放隅角・閉塞隅角・続発性」の違いについて

緑内障治療薬が処方されている患者さんで、 眼圧が正常な場合、どのような指導をされていますでしょうか? 薬剤師 眼圧は正常なので順調ですね。  このような指導をしている薬剤師のために、緑内障の種類と服薬指導の注意点についてまとめました。 緑内障の種類について 「開放隅角」「閉塞隅角」も含めて、 緑内障の分類についてまとめてみたいと思います。 緑内障は、 まず「原発性緑内障」と「続…続きを読む

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2018年12月21日(金)
ドライアイ治療薬一覧(医療用点眼薬)・特徴と服薬指導のポイント

私は2018年に15年ぶりに眼科の門前薬局に配属となり気づいたことがありました。 それは、 「以前に比べてドライアイの患者さんが増えているなぁ」 ということです。 その背景には、 コンタクトレンズ、パソコン、スマホ、エアコンなどの普及があります。 日本眼科医学会のホームページを見ると、 40代以上の17.5%、オフィスワーカー対象の調査では60%がドライアイ症状あり、またはその疑いが…続きを読む

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2018年7月27日(金)
ヒアレイン点眼液の防腐剤がベンザルコニウム塩化物からクロルヘキシジングルコン酸塩液に変更

ヒアレイン点眼液0.1%と0.3%は防腐剤にベンザルコニウム塩化物が含まれています。 そのため添付文書には、 ソフトコンタクトレンズを装用したまま使用しないよう指導すること。 と注意書きがあります。 しかし2018年10月出荷分(予定)より防腐剤がクロルヘキシジングルコン酸塩液に変更となるため、「ソフトコンタクトレンズを装用したまま使用しないよう指導すること」という注意書きが添付文書から削…続きを読む

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2018年6月7日(木)
手書きの処方せんで注意~名前が似ている炭酸脱水酵素阻害剤

こんにちは。 薬剤師ライターのJです。 今回は眼科領域の炭酸脱水素酵素阻害剤の調剤ミスの事例をご紹介したいと思います。 昔は手書きの処方せんが多かったと思いますが、最近では印字された処方せんがメインになっているかと思います。 私の経験上でも手書きの処方せんはあまり見なくなってきました。 しかし、当然ながら手書きの処方せんは存在し、達筆なドクターの文字の解読に苦労している方もいらっしゃると…続きを読む

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