抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬 | 「現役薬剤師発」学術情報

2018年5月30日(水)
レキサルティ(ブレクスピプラゾール)作用機序・特徴

こんにちは。 薬剤師ライターのまいと申します。 2018年4月に発売された統合失調症治療薬であるレキサルティ錠(一般名:ブレクスピプラゾール)について取り上げたいと思います。 大塚製薬株式会社によってエビリファイ(一般名:アリピプラゾール)の構造変換の過程で発見された化合物であることからエビリファイと構造式が類似しています。 2015年に特許が切れたエビリファイの後継品として、メーカーとし…続きを読む

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2018年3月22日(木)
統合失調症の病態と治療薬一覧

統合失調症の治療薬は、定型抗精神病薬から非定型抗精神病薬にかわりつつあり、精神科の門前薬局でなくても統合失調症の患者やご家族に服薬指導をするケースが増えてきているのではないだろうか。 薬剤師が知っておく必要がある統合失調症の病態、診断、治療薬、生活面でのアドバイスについてまとめていきたい。 統合失調症の【病態】について 統合失調症は10代後半〜30代前半に発症し、幻覚症状や思…続きを読む

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2018年2月21日(水)
NaSSA一覧・作用機序・服薬指導の確認事項

ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ剤(Noradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressant:NaSSA)。 NaSSAの読み方は「ナッサ」で、日本ではミルタザピン(商品名:レメロン、リフレックス)が販売されています。 ミルタザピンはピペラジノアゼピン系の四環系抗うつ薬であるミアンセリン塩酸塩(商品名:テトラミド)の探索研…続きを読む

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2018年2月10日(土)
SNRI一覧・作用機序・服薬指導の注意点

セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(Serotonin Norepinephrine Reuptake Inhibitor,SNRI)。 セロトニンだけでなくノルアドレナリンの濃度を増加させることから、意欲低下や無気力が目立つ場合にSNRIが選択されるケースがあります。 SNRIはハイリスク薬に分類され、薬局では特に注意が必要な薬剤です。 SNRIの一覧、作…続きを読む

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2018年1月22日(月)
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)作用機序・一覧・服薬指導の要点

選択的セトロニン再取り込み阻害薬(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors, SSRI)。 Reuptakeとは「再取り込み」の意味で、SSRIの作用部位は受容体でなく、セロトニントランスポーターでセロトニンの再取り込みを阻害します。 SSRIは4成分が上市されています。 ハイリスク薬に分類され特定薬剤管理指導加算の対象となること…続きを読む

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2017年6月15日(木)
インチュニブ(グアンファシン)作用機序・服薬指導の要点

インチュニブ(グアンファシン)作用機序・服薬指導の要点

注意欠陥/多動性障害(AD/HD)はAttention-Deficit/Hyperactivity Disorderの略で、7歳未満に発症する発達障害の一つです。 不注意、多動性、衝動性の3つが主症状となります。 主症状 具体的症状 不注意 忘れ物をする 約束を忘れる すぐに気が散る 多動性 じっとできない 静かにできない 落ち着きがない 衝動性 質問が終わる前に…続きを読む

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2016年5月11日(水)
「抗精神病薬の副作用」体重増加の原因・メカニズム

「薬を飲み始めて太ってきたけど副作用?」 「食事の量は変わらないのに体重が増えてきた・・・」 薬局にて、抗精神病薬を服用される患者さんから、このような相談を受けた経験のある薬剤師もいらっしゃるのではないでしょうか。 NaSSAのリフレックス・レメロン(成分名:ミルタザピン)やジプレキサ(成分名:オランザピン)、コントミン(成分名:クロルプロマジン)、SSRIのパキシル(成分名:パロキセチン)…続きを読む

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2016年5月10日(火)
SSRIやSNRIによるセロトニン症候群の初期症状・治療薬

パキシルやレクサプロなどのSSRI、サインバルタなどのSNRI、リフレックスやレメロンといったNaSSAなど、セロトニンを高める薬剤で注意しないといけないのが「セロトニン症候群」です。 セロトニン症候群の起こる確率は極めて低いですが、薬局薬剤師が正しい知識を持つことによって、セロトニン症候群は防ぐことのできる副作用だと考えています。 セロトニン症候群の初期症状、原因となる薬、治…続きを読む

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2016年3月29日(火)
シクレスト(アセナピンマレイン酸塩)の作用機序・副作用・特徴は?

抗精神病薬であるシクレスト(アセナピンマレイン酸塩)は、海外ではアセナピンマレイン酸塩は「統合失調症」と「双極性障害Ⅰ型での躁症状」の効能で使用されていますが、日本では2016年3月に「統合失調症」の適応で製造販売承認を取得しました。 シクレスト舌下錠(アセナピンマレイン酸塩)の作用機序、特徴、副作用についてまとめてみました。 シクレスト(アセナピンマレイン酸塩)の作用機序は? 多元受容体標…続きを読む

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2016年3月23日(水)
ドグマチール(スルピリド)でなぜ女性化乳房や月経不順になるのか?

「生理が不順になってきたのでドグマチールはストップするといわれました。」 「胸がはってきたことを伝えたらドグマチールが中止になりました。」 心療内科や精神科の処方を受ける薬局ではこのようなケースに遭遇することが多くあるかと思います。 ドグマチール(スルピリド)といえば、低用量(150mg/day)では視床下部交感神経中枢に作用し、胃・十二指腸潰瘍の治療薬として使われます。 また高用量(15…続きを読む

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