病院、薬局、製薬会社の現役薬剤師が執筆、編集、監修する抗精神病薬、抗うつ薬、精神刺激薬、抗不安薬、睡眠薬情報
「小児期の神経発達症に伴う入眠困難の改善」に適応のあるメラトベル顆粒0.2%。 成人には適応はなく、6歳以上15歳以下の小児が対象となります。 慢性的な睡眠不足と睡眠覚醒リズムが不規則で問題があると、多動や過活動、興奮症状を示すことが多くなり、神経発達症の特性を強めてしまいます。 これまで、日本では小児に対する睡眠改善薬が存在しなかったことから、開発が進められ、2020年6月に発売された…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
普段、処方を受けない小児科から初めてコンサータ錠の処方せんを受け付けた場合、どのように対応する必要がありますでしょうか? コンサータはメチルフェニデート塩酸塩を有効成分とする注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療薬です。 以前、私は小児科の薬を主に扱う薬局で管理薬剤師をしていました。 その時にコンサータの取り扱いがあり、コンサータを調剤する上で必要なe-learningを受け登録を行いました…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
半年くらいベルソムラ錠15mgを服用しているが、ここ最近薬の効き目が悪くなっているように思う・・。なかなか寝つきが悪くて。 不眠症にベルソムラ錠(一般名:スボレキサント)が処方されている患者さんから、 「効かなくなった」と相談があった場合、薬剤師であるあなたはどのように対応しますでしょうか? ベルソムラ15mgから20mgへの増量を医師に提案する ベンゾジアゼピン受容体作動薬への切り替…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
オレキシン受容体拮抗薬であるレンボレキサント。 商品名はデエビゴとしてエーザイが製造販売承認を取得しました。 ベルソムラ錠(一般名:スボレキサント)に続く二番目のオレキシン受容体拮抗薬です。 オレキシン受容体拮抗薬は、ベンゾジアゼピン受容体作動薬と異なり、筋弛緩作用や健忘などの副作用は認められず、認知機能への影響や依存形成が少ないといった特徴があります。 向精神薬には指定されておらず、習慣…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
新規作用機序である抗うつ薬、ボルチオキセチン(商品名:トリンテリックス10mg、20mg)の製造販売承認を武田薬品が2019年9月に取得しました。 ボルチオキセチンの特徴や、調剤時の注意点、薬局での服薬指導でのポイントについてまとめました。 作用機序 ボルチオキセチンは大きく2つの作用があります。 セロトニン受容体調節作用 セロトニン再取り込み阻害作用 セロトニン受容体調節 セ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
2019年9月10日に統合失調症治療薬であるロナセン錠のテープ製剤、ロナセンテープ(一般名:ブロナンセリン)が発売となりました。 統合失調症治療薬ではテープタイプは国内初となり期待も高い薬剤です。 しかし注意事項も多くありますので、ロナセンテープについて薬剤師が知っておく必要があることをまとめました。 目次 テープ剤のメリットデメリット 禁忌 効能または効果 用法、用量及び貼付部位 …続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
マイスリーやルネスタなどの非ベンゾジアゼピン系睡眠薬はベンゾジアゼピン受容体作動薬なの? 診療報酬改定でのベンゾジアゼピン受容体作動薬の長期投与による処方料、処方箋料の減算もあって、このような質問を受けることがあるかもしれません。 非ベンゾジアゼピン系(非BZD系)の薬剤といえば、 ゾルピデム(先発品商品名:マイスリー) ゾピクロン(先発品商品名:アモバン) エスゾピクロン(先発品…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
ある日の病棟での出来事・・・ 看護師さんから、こんな質問受けました。 看護師 この認知症の患者さん、1週間前はリスペリドンが処方されていたけど、先生が今日からペロスピロンに変更するって。調べたらどっちも同じ抗精神病薬っていう分類だけど、変更することに意味はあるの? 薬剤師の皆さんはどのようにお答えしますでしょうか? 近年認知症に伴う様々な周辺症状(BPSD)に対して、多種多様な薬剤が用い…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
チェーン薬局勤務の薬剤師シンです。 「抗不安薬をこのまま飲み続けて本当に大丈夫かしら・・・?」 「依存性がないか心配・・・。」 「睡眠薬はできれば飲みたくないんだけど、どうしても頼ってしまう・・・。」 このような抗不安薬や睡眠薬についての相談を薬局で受ける機会は多いのではないでしょうか? 今回は、ベンゾジアゼピン系薬(以下BZ)の削減のために薬剤師ができることについてご紹介していきます。…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬・抗不安薬は消失半減期の長さによって 超短時間型 短時間型 中間型 長時間型 超長時間型 に分類されます。 それぞれの一般名・先発品商品名について一覧にしました。 超短時間型ベンゾジアゼピン系一覧 分類 一般名 先発品商品名 超短時間型 ゾルピデム 非ベンゾジアゼピン系 マイスリー ゾピクロン 非ベンゾジアゼピン系 アモバン…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。