スチバーガ錠40mg(レゴラフェニブ水和物)劇症肝炎・間質性肺疾患の注意喚起(厚生労働省)

厚生労働省はバイエル薬品の販売するスチバーガ錠40mg(レゴラフェニブ水和物)に対して、医薬品・医療機器等安全性情報を発表し注意喚起を行った。

《使用上の注意(下線部追加改訂部分)》

[警告] 重篤な肝機能障害があらわれることがあり,劇症肝炎,肝不全により死亡に至る例も報告されているので,本剤投与開始前及び投与中は定期的に肝機能検査を行い,患者の状態を十分に観察すること。

[重要な基本的注意]
AST(GOT),ALT(GPT)の著しい上昇を伴う肝機能障害,黄疸があらわれ,劇症肝炎
肝不全により死亡に至る例も報告されているので,本剤投与開始前及び投与中は,定期的
に肝機能検査を行うなど,患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には,
減量,休薬又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

[副作用(重大な副作用)]

劇症肝炎,肝不全,肝機能障害,黄疸:AST(GOT),ALT(GPT)の著しい上昇を伴う
肝機能障害,黄疸があらわれ,劇症肝炎,肝不全により死亡に至る例が報告されている。
本剤投与中は観察を十分に行い,異常が認められた場合には減量,休薬又は投与を中止し,
適切な処置を行うこと。
間質性肺疾患:間質性肺疾患があらわれることがあるので,咳嗽,呼吸困難,発熱等の臨
床症状を十分に観察し,異常が認められた場合には,胸部X線,胸部CT等の検査を実施す
ること。間質性肺疾患が疑われた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の
適切な処置を行うこと。

【参考】
直近約8ヶ月間(販売開始〜平成26年1月)の副作用報告であって,因果関係が否定でき

ないもの。
・劇症肝炎関連:2例(うち死亡2例)
・間質性肺疾患関連:5例(うち死亡2例)
企業が推計したおおよその年間推定使用者数:約2,600人(平成25年)

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