ゾピクロン・エチゾラム・フェナゼパムが第三種向精神薬に追加へ【投与日数は30日まで】

「麻薬、麻薬原料植物、向精神薬及び麻薬向精神薬原料を指定する政令」「麻薬及び向精神薬取締法施行規則」の一部が2016年9月14日に改正され、エチゾラム(商品名:デパス)、ゾピクロン(商品名:アモバン)、フェナゼパム(日本では未承認)が2016年10月14日より第三種向精神薬に指定されることになります。

※処方日数制限は2016年11月1日より適応

ゾピクロン(アモバン)の輸出入上限・処方日数制限

ゾピクロンが第三種向精神薬に指定となることにより、海外旅行などの際に携帯して持ち出したり、日本に持ち込める量に300mgの上限が定められます。

ゾピクロン7.5mgだと40錠が上限となりますので注意が必要です。

また処方日数の制限ですが現時点では告示がされていません。

投与日数制限は30日となりました。
※2016.9.28 追記

エチゾラム(デパス)の輸出入上限・処方日数制限

肩こりなどでも長期処方されるエチゾラムが第三種向精神薬となります。

海外への持ち出しや、日本への持ち込みに90mgの上限が設けられます。

これにより、エチゾラム0.5mgの場合、180錠が上限となります。

処方日数の制限については告示待ちの状態です。

投与日数制限は30日となりました。
※2016.9.28 追記

エスゾピクロン(ルネスタ)は向精神薬には指定されず

ゾピクロンの光学異性体のエスゾピクロンは向精神薬の指定の対象にはなっていません。

調剤棚から鍵のかかる引き出しへ保管変更が必要

向精神薬に指定されることにより、盗難防止のために鍵のかかる引き出しに保管が必要となります。

エチゾラムは特に処方頻度や処方量が多いことから、調剤棚に保管する薬局が多いかと思います。

2016年10月14日より規制対象となりますので、鍵のかかる引き出しに、ゾピクロンとエチゾラムのスペースの確保が必要となります。

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