厚生労働省は23日、中央社会保険医療協議会の総会を開き、民間業者による医師に患者を紹介し仲介代金を受け取る「患者紹介ビジネス」を禁止する案を示した。省令を改正し、2014年度から医療機関の紹介料支払いを禁ずる方針である。
「患者紹介ビジネス」は、仲介業者が有料老人ホームなど高齢者施設の患者を医療機関にあっせんする手法である。厚労省は、全国で少なくとも20施設がかかわっていたとの調査結果を公表した。
現行制度では紹介ビジネスは違法ではないが、患者が自由に医療機関を選べず、不要な診療が行われる恐れがある理由から不適切だと厚労省は見解を示している。14年度の診療報酬改定で、医師には訪問診療の時間や病状を記録して、患者や家族に説明するよう求める考えだ。
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