ネキシウム(エソメプラゾール)「重大な副作用」の項に「横紋筋融解症」を追記へ

厚生労働省はPPIであるネキシウムカプセル(成分名:エソメプラゾールマグネシウム水和物)について「重大な副作用」の項に「横紋筋融解症」を追記するよう指示しました。

改訂内容は?

副作用の「重大な副作用」に

「横紋筋融解症:
横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。」

を追記する。

となっています。

同じPPIでは、オメプラゾールが重大な副作用として「横紋筋融解症」が記載されています。

横紋筋融解症の追記の理由は?

直近3年間で横紋筋融解症関連症例9例(うち、因果関係が否定できない症例6例)の国内症例が集積したことから改訂となったとのことです。

薬局での対応は?
定期的に「身体のダルさ」や「尿の色に変化はないか」など、確認は必要かと思いますが、横紋筋融解症の確率は決して高くないため、不安を与えないように注意が必要です。

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