厚生労働省はPPIであるネキシウムカプセル(成分名:エソメプラゾールマグネシウム水和物)について「重大な副作用」の項に「横紋筋融解症」を追記するよう指示しました。
改訂内容は?
副作用の「重大な副作用」に
「横紋筋融解症:
横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。」
を追記する。
となっています。
同じPPIでは、オメプラゾールが重大な副作用として「横紋筋融解症」が記載されています。
横紋筋融解症の追記の理由は?
直近3年間で横紋筋融解症関連症例9例(うち、因果関係が否定できない症例6例)の国内症例が集積したことから改訂となったとのことです。
薬局での対応は?
定期的に「身体のダルさ」や「尿の色に変化はないか」など、確認は必要かと思いますが、横紋筋融解症の確率は決して高くないため、不安を与えないように注意が必要です。
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」のFacebookページに「いいね!」をすると、薬剤師が現場で活躍するために役立つ情報を受け取ることができます。ぜひ「いいね!」をよろしくお願いします。
お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。
コメント欄ご利用についてのお願い
※コメントはサイト管理者の承認後に公開されます