イリボー(ラモセトロン塩酸塩)女性の下痢型過敏性腸症候群に関する効能・効果追加(男性の半量)了承-厚生労働省

イリボー

厚生労働省の薬事食品衛生審議・医薬品第一部会が4月28日に開催され、イリボー(ラモセトロン塩酸塩)の女性における下痢型過敏性腸症候群に関する効能・効果の追加について審議され了承されたとのこどだ。

イリボー(ラモセトロン塩酸塩)は2008年10月に「男性における下痢型過敏性腸症候群」を効能・効果としたセロトニン5-HT3受容体拮抗剤である。

下痢型過敏性腸症候群はストレスなどで遊離されたセロトニンが腸管神経に存在する5-HT3受容体を活性化し、消化管運動を亢進させ、便通異常を引き起こす。また腸が刺激を受けることでセロトニンが遊離し、求心性神経終末の5-HT3受容体に結合することで、脳に痛みを伝え腹部の痛みを感じると言われている。

イリボー(ラモセトロン塩酸塩)は5-HT3受容体を選択的に阻害することで、消化管運動亢進によって生じる下痢・排便亢進を改善し、腹痛及び内臓知覚過敏を改善する薬剤だ。

なお、女性の用量は男性の半分で1日1回2.5μg、最高5μgまでとされる。

※男性の用量
通常、成人男性にはラモセトロン塩酸塩として5μgを1日1回経口投与する。 なお、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は10μgまでとする。

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