いよいよ明日、2月28日、3月1日は記念すべき第100回薬剤師国家試験が開催されます。
切羽詰って参考書やノートに目を通す薬学生、楽勝モードでゆっくりTVを見て過ごす薬学生、様々な思いで過ごされているのが目に浮かんでまいります。
僕が国家試験を受けたのは今から9年前の第91回。
友人3人で会場近くのビジネスホテルに泊まって臨んだ試験。
解答速報が流れたのが、試験終了後の帰りの電車の中。
地下鉄のホームで自己採点をして、友人3人とも無事クリア。泣いて、叫んで、喜び、抱き合ったのを思い返しています。
あれから9年と思えば、とても感慨深いものです。
僕が薬学生の皆さんに偉そうに何かアドバイスをできる立場ではないのですが、
国家試験をクリアした先輩として一言伝えるなら
とにかく開き直って、楽しむべし!!
「はっ??」
「そんなの頭で分かっても無理無理!!」
そんな声が聞こえてきそうですが・・・。
もちろん僕が学生でも反論するところでしょう。
しかし、僕が国家試験をクリアして、この9年間様々な薬剤師の友人や知り合いと接してきた中で感じることは、
国家試験は人生の通過点でしかない
ということです。
もちろん、一発でクリアすることに越したことはないのですが、一発で通過できなかったからといって人生にマイナスになっている方はほとんどいないように感じています。
国家試験に落ちて予備校に通って、予備校で出会った友人と起業された方、予備校で様々な世代の方と繋がりができて一生の友人ができた方、人生を見つめ直し、医学部に再受験された方・・・。
むしろ、
国家試験を落ちたことで人生にとってプラスになった方が多いように感じています。
国家試験を通過することが人生の目的ではない。
だから、
とにかく開き直って、楽しむべし!!!
9年前の国家試験の前日、願掛けで近くのスーパーでトンカツを買い、ホテルで食べようとしたら、「コロっ」と床にトンカツを落としたと思えば、国家試験当日、和式のトイレで用を足していたところ、排泄物の上に携帯電話を落としたり、、、、
頭の中で一瞬
「落ちた」
というキーワードが頭によぎりましたが、
「そうか!!トンカツも携帯も自分の身代わりになって落ちてくれたんじゃないか。
しかも携帯なんて運(糞)付きだぜ?
なんてラッキーなんだ!!」
開き直ってそう考えるようにしたのです。
そのおかげで、いつも以上にリラックスして、試験に臨むことができました。
おそらくほとんどの薬学生の方が緊張されて、過ごされていることでしょう。
しかし、こんなドキドキを感じられる瞬間は今後の人生でそうそう無い事です。
だからこそ、この緊張感を楽しもう!!
どんな結果であれ、人生にとってプラスになるのだから、
とにかく開き直って、楽しむべし!!!
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