血清クレアチニン(Cr)は腎機能を評価する指標として使われています。
肝臓で作られたクレアチンが骨格筋に取り込まれてクレアチニンになります。
クレアチニンは骨格筋の量によって産生量が決まり、一定量が作られ、糸球体濾過で体外に排出されます。
腎臓での再吸収も少ないため、腎機能が低下すると尿中に排泄されるクレアチニンの量が減少し、血清クレアチニンが高くなります。
血清クレアチンとは異なりますので注意です。
男性:0.65〜1.09mg/dL
女性:0.46〜0.82mg/dL
医療機関や文献によって基準値に幅があり、
男性は1.2mg/dL以下、女性は1.0mg/dL以下とする医療機関もある。
若い男性や筋肉量の多い場合は高い傾向に、女性や高齢者など筋肉量の少ない場合は低い傾向となります。
肉食後に上昇する傾向があります。
腎不全
サルコペニア(加齢による筋肉量の減少)、タンパク質の摂取不足、妊娠、その他筋量が減少する疾患など。
BUN(尿素)/クレアチニン比(基準値:約10)が高い場合は腎外性因子(消化管出血の可能性、脱水、心不全、副腎皮質ホルモン投与時、高蛋白食摂取時など)が原因と考えられます。
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