病院、薬局、製薬会社の現役薬剤師が執筆、編集、監修する血液検査での腎機能について
血清クレアチニン(Cr)は腎機能を評価する指標として使われています。 肝臓で作られたクレアチンが骨格筋に取り込まれてクレアチニンになります。 クレアチニンは骨格筋の量によって産生量が決まり、一定量が作られ、糸球体濾過で体外に排出されます。 腎臓での再吸収も少ないため、腎機能が低下すると尿中に排泄されるクレアチニンの量が減少し、血清クレアチニンが高くなります。 血清クレアチンとは異なりますの…続きを読む
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糸球体濾過量のことをGFR(glomerular filtration rate)といいます。 血清クレアチニン値(Cr)、年齢、性別からおおよそのGFRとして、18歳以上であれば推算糸球体濾過量(eGFR)を計算できます。 「e」は「estimated」の頭文字です。 eGFRは『どのくらい腎臓に老廃物を尿へ排泄する能力があるか』を示しており、この値が低いほど腎臓の機能が低下しているという…続きを読む
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UAとはUric Acidの略。 主に肝臓でプリン体が分解されてできる老廃物が尿酸。 尿酸は腎臓から尿中へ排泄される。 血清尿酸値が高い状態が続くと血液中に溶けきれなくなった尿酸の結晶が関節に沈着し痛風発作を引き起こすことがある。 高尿酸血症・尿酸値の基準値の目安 血清尿酸値が7.0mg/dL以上で高尿酸血症。 基本は生活指導となるが以下の場合は薬物治療をスタートする1)。 血清尿…続きを読む
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