原料 | 包装単位 包装価格例 |
50ml作成時の原価 |
インドメタシン | 50g 1700円 |
17円(0.5g) |
L-メントール | 25g 539円 |
32.34円(1.5g) |
プロピレングリコール | 500mL 505円 |
5.05円(5mL) |
ベンザルコニウム塩化物液(10%) | 500mL 250円 |
0.025円(0.05mL) |
エタノール | 500mL 782円 |
62.56円(40mL) |
精製水 | 500mL 74円 |
0.4366円(2.95mL) |
外用液容器 | 110〜220円 | |
薬袋・添付文書・シール等 | 15〜45円 | |
合計 | 242.4~382.4円 |
参考までに私がネット検索で確認できた包装と価格(税抜)は、下記の通りです。
ほとんどの薬局が50mLを製造販売しているようです。
50mL包装 980~1000円
45mL包装 933円
90mL包装 1380円
インドメタシン1%配合の液体タイプは下記の3品目のみで、容器もシンプルなストレート型です。
処方薬とは対照的に、OTCには多くのインドメタシンのローション製剤があり、メーカーごとにそれぞれ工夫を凝らしています。
スポンジ部分が横向きのヨコヨコ容器は、今では一般的になっていますが、
それをさらに進化させた縦長の「ロング容器」。
スポンジ面積を大きくした「ひろびろタイプ」。
メントールを2倍の6%配合など。
下記は、インドメタシン1%かつL-メントール3%の代表的な製品です。
インドメタシン1%外用液は、比較的製造方法が簡単で、容器に詰めると商品価値が上がりますし、シール等を工夫することでオリジナリティを出すこともできます。
また、リピートしやすい薬剤ですので、薬剤師の手作りという点と添加物が少ない点で、OTC医薬品と差別化をすることで、薬局製剤の柱商品になることでしょう。
※ 参考資料
・薬局製剤業務指針 第6版
・日本薬剤師会雑誌 第52巻 第5号 「作ってみよう薬局製剤 インドメタシン外用液」
・YouTube( phisonoさん)「薬局製剤インドメタシン1%外用液調整方法」
・インテバン外用液 医薬品インタビューフォーム
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