用意するもの(100ml製造する場合)
- ビーカー300mL
- メスシリンダー100mL
- メスピペット1mL
- ガラス棒
- ロート
- スターラー(あれば攪拌が楽にできますが、なくても作れます)
作り方とコツ

- インドメタシン、L-メントールを秤量。
インドメタシンは、水分量により析出しやすいので、エタノールは無水が望ましいでしょう。
- ビーカーに、エタノールを入れます。
- エタノールに1で秤量したインドメタシンとL-メントールを投入し透明になるまで攪拌します。溶けにくい場合は、20~30℃で湯煎します。
インドメタシンが溶けきると黄透明になります。
- 透明になったら、プロピレングリコール、ベンザルコニウムを投入しさらに攪拌します。
- メスシリンダーに移して、精製水で全量100mLにメスアップ。
- 分注します。
薬局向けの外用液容器は、ほぼ50mLのもので、スポンジ塗布タイプやスプレータイプの容器があります。
長期保存するとアルコールが飛んで目減りする恐れがありますので、注意して下さい。
- ラベルに製造番号等を記入。添付文書を入れて封緘。
専用の化粧箱も入手可能なので、利用してもよいでしょう。見栄えが良くなります。
- 後片付けのコツ。L-メントールは水に極めて溶けにくいので、使用した容器等はエタノールで共洗いします。
インドメタシンは遮光保存。L-メントールは室温で徐々に昇華するため、冷所保存です。
※ 薬局製剤業務指針解説と製造方法が異なっていますが、薬局製剤・漢方委員会で行っている作り方とYouTubeで公開されている製造方法を合わせて解説いたしました。
>【続き】薬局製剤「インドメタシン1%外用液」の原価・類似薬
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