病院、薬局、製薬会社の現役薬剤師が執筆、編集、監修する耳鼻咽喉科用薬情報
耳鼻科などで処方される機会の多いイソバイドですが、 調剤の際に注意すべきことが「互換性」です。 先日、下記の処方を受けました。 “【般】イソソルビド内用液 70% 1日量90ml 1日3回毎食後” 薬局に1包30mlの分包品しかなかったため患者さんに確認したこところ、 「分包品でも問題ないですよ」 との回答でした。 この場合、処方医に問い合わせなしで 分包品30ml、3包/日で…続きを読む
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点耳薬ついて新人薬剤師さんからこのような相談がありました。 新人薬剤師 耳鼻科からの処方箋で、ステロイドと抗菌薬の点耳薬が併用されている場合、間隔をあけなければいけませんか?また順番は決まっていますか? さてあなたが先輩薬剤師の立場ならどのように指導しますでしょうか? 点耳薬の併用時は間隔をあけず同時に点耳がスタンダード 先輩薬剤師 点耳薬が2種類同時に処方されていて医師の指示…続きを読む
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アレルギー性鼻炎の治療薬に使われる点鼻薬に「鼻噴霧用ステロイド」と「抗アレルギー薬」があります。 それぞれの治療薬一覧と服薬指導でのポイントについてまとめました。 アレルギー性鼻炎治療薬「ステロイド点鼻薬」一覧 一般名 商品名 回数 ベクロメタゾンプロピオン酸エステル リノコート カプセル 1日2回朝・夜 パウダースプレー 1日2回1回1噴霧朝・夜 フ…続きを読む
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Drから「気管支喘息に適応のある第二世代の抗ヒスタミン薬は何がある?」 と聞かれた場合、みなさんの薬局では何の薬剤を思い浮かべるでしょうか? これは僕自身が実際に聞かれた経験があるのですが、すぐに答えられず治療薬マニュアルに頼った苦い経験があります。 第二世代の抗ヒスタミン薬についてどの薬剤が気管支喘息に適応があるのか? 頭に入れておくと医療従事者や患者さんへの対応に役立つことがあるかと思…続きを読む
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風邪や気管支炎の時に処方される去痰薬。 去痰薬といえば何が思い浮かび上がるでしょうか? おそらく3大去痰薬といえば、 ムコダイン(成分名:Lカルボシステイン) ムコソルバン(成分名:アンブロキソール塩酸塩) ビソルボン(成分名:ブロムヘキシン塩酸塩) ではないでしょうか。 それぞれの作用機序の違いや使い分けが分かれば、同じ去痰薬でも服用指導に少し変化をつけることができます。 作用機序や…続きを読む
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耳垢除去剤であるジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)。 以前はワックスネートという製品として使われていましたが、発売が停止になったことにより耳垢除去剤は5%炭酸水素ナトリウム、グリセリン等の院内調整が主流でありました。 2015年2月にジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)製剤であるジオクチルソジウムスルホサクシネート耳科用液 5%「CEO」(セオリアファーマ)が製造販売承認…続きを読む
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ずっと使っていたこの薬、 病院で出してくれへんかな? 「アルデシンAQネーザル」 MSD(旧シェリング・プラウ社)から発売されていたアルデシンAQネーザルですが、2014年3月末で経過措置が切れ、2014年4月より保険請求ができなくなっています。 つまり、アルデシンAQネーザルは保険薬局では取り扱いができません。たとえ薬局に在庫があってもお渡しはできないので注意しましょう。 アルデシンの代…続きを読む
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Q:アラミスト点鼻液は小児適応あるの? はい。 2014年3月20日に小児の適応を取得しています。 用法・用量は下記の通りになります。 アラミスト小児の用法・用量(使い方) ■成人には、通常1回各鼻腔に2噴霧(1噴霧あたりフルチカゾンフランカルボン酸エステルとして27.5μgを含有)を1日1回投与する。 ■小児には、通常1回各鼻腔に1噴霧(1噴霧あたりフルチカゾンフランカルボン酸エステルとして…続きを読む
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重度の花粉症の方には予防投与として、早期の抗アレルギー剤の服用が推奨されています。 2014年3月1日、ディレグラ配合錠が長期処方が解禁(14日制限が解禁)になっています。 ディレグラ配合錠(フェキソフェナジン塩酸塩/塩酸プソイドエフェドリン)1錠中にはフェキソフェナジン塩酸塩30mg、塩酸プソイドエフェドリン60mgが含有されています。 これから長期で処方されること…続きを読む
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スギ花粉症はいまや日本人の2割が発症している国民病であります。 現在保険適応の治療法は抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤、ステロイドなどの対症療法でしかありませんでしたが、2014年1月17日に鳥居薬品からスギ花粉症を対象とした減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬「シダトレン®スギ花粉舌下液」が保険適応されました。アレルギー免疫療法は、『根治が望める、また修飾できる唯一の治療手段』と、根本的治療と位置づ…続きを読む
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