病院、薬局、製薬会社の現役薬剤師が執筆、編集、監修するスタチン・フィブラートなどの脂質異常症治療薬情報
ある日、普段あまり来ない内科の処方箋で、 【般】フェノフィブラートカプセル100mg 1錠 1日1回 という記載がありました。 先発品のトライコア錠は53.3mgと80mgしかないのに、100mgカプセル規格を在庫しているはずもなく、後発医薬品検索しても販売している同規格は、フェノフィブラートカプセル100mg「KTB」(寿製薬)のみ。 卸に電話してもすぐに用意はできないとの返答がありまし…続きを読む
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高コレステロール血症治療薬であるエゼチミブ(商品名:ゼチーア)。 コレステロールの生合成を阻害するHMG-CoA 還元酵素阻害剤(スタチン)とは異なる作用機序として、2007年より日本で発売されています。 エゼチミブはスタチンと併用だけでなく、単独でもLDLの低下作用があるのが特徴です。 エゼミチブの作用機序や特徴、服薬指導のポイントについてまとめました。 作用機序 小腸にて胆汁性及び食…続きを読む
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脂質異常症治療薬の新しい作用機序の注射薬がPCSK9阻害薬です。 PCSK9阻害薬の効能・効果は「家族性高コレステロール血症、高コレステロール血症」となっており、「心血管イベントの発現リスクが高く、HMG-CoA還元酵素阻害剤で効果不十分な場合に限る」という縛りがあります。 またスタチン製剤と併用しなければ処方ができません。 PCSK9阻害薬について作用機序やスタチン…続きを読む
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EPAの入った高脂血症治療薬にエパデールとロトリガがあります。 薬局では、 「TGが下がらない場合にエパデールからロトリガへの切り替え」 「値段が高いからロトリガからエパデールのジェネリックに切り替え」 といったケースに遭遇することもあるかと思います。 エパデールとロトリガの作用機序、違い、服薬指導での要点についてまとめました。 イコサペント酸エチル製剤一覧 エパデールの有効成分はイ…続きを読む
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中性脂肪がなかなか下がらない、HDLコレステロールが低い場合に処方されるのがフィブラート系の薬剤です。 フィブラート製剤について、 「作用機序」 「代表的な薬剤の比較」 「スタチン併用時の注意点」 について薬局での業務に必要な情報に絞ってまとめました。 日々の薬剤師業務のお役に立てると幸いです。 フィブラート系薬剤一覧 日本で上市されているフィブラート系の薬剤は下記の4成分となりま…続きを読む
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HMG-CoA還元酵素阻害薬であるスタチン系薬剤は6成分が上市されています。 LDLコレステロールが高い場合、スタチン製剤が第一選択薬となるため、薬局でも取り扱う機会が多いのではないでしょうか。 スタチン製剤が処方される患者さんへの服薬指導に役立てるために、 「強さの違い」 「作用機序」 「スタチンと併用に注意するもの」 「服薬指導・薬歴記載の要点」 についてまとめてみました。 ス…続きを読む
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