病院、薬局、製薬会社の現役薬剤師が執筆、編集、監修する認知症・もの忘れの治療薬情報
こんにちは、メディカルライターの今井雄基です。 軟膏の混合の処方が増えており、混合の機械が切実に欲しい今日この頃。 さて、日本の人口における高齢者の割合が増えるにつれて、認知症患者が増加の一途をたどっています。 2017年現在、400万人を超える認知症と軽度認知機能障害(MCI)患者がいると言われていますが、2025年には700万人を突破し、65歳以上の5人に1人が認知症に…続きを読む
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認知症治療薬はコリンエステラーゼ阻害薬とNMDA受容体拮抗薬の大きく2つに分類されます。 コリンエステラーゼ阻害薬とNMDA受容体拮抗薬について一覧、作用機序、服薬指導のポイントをまとめました。 認知症治療薬一覧・規格・作用機序 一般名 商品名 規格 作用機序 ドネペジル塩酸塩 アリセプト 細粒0.5% 錠3,5,10mg D錠3,5,10mg 内服ゼ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗認知症治療薬
『せん妄』とは身体疾患が原因となって意識がぼんやりとした状態となり、錯覚や幻覚、妄想、興奮などが加わった状態がせん妄の特徴的な症状です。せん妄は、認知症と似ているので間違われることもありますが、それぞれ本質的には異なります。 せん妄と認知症の最も大きな違いは発症様式で、せん妄は急性、認知症特にアルツハイマー型では潜行性に発症し緩徐に進行します。 また、せん妄は夜間に増悪することが多く、夜間せん…続きを読む
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日常においてもよく、「最近もの忘れが多くなった」「認知症かしら?」と一般の方からもそのような会話が聞かれるようになってきました。 先生は、加齢による「もの忘れ」と認知症による「もの忘れ」の違いを説明できますでしょうか? 一度確認してみましょう。 加齢によるもの忘れは半年~1年では進行することはありませんが、認知症は進行性の変化がみられます。 もの忘れの内容としては、例として結婚式に出席をし…続きを読む
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高齢化の進展とともに認知症の患者数も増加しています。 65歳以上の高齢者では7人に1人程度と言われています。その中で認知症の全段階と考えられるMCIの人も加えると4人に1人の割合となりますが、MCIの方がすべて認知症になるわけではありません。 しかし、MCIの人のうち年間で10~15%が認知症に移行すると言われています。 では、MCIとはどういう症状なのでしょうか? MCI(Mild Co…続きを読む
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