厚生労働省は使用上の注意改訂として、ロキソプロフェンナトリウムの「重大な副作用」の項に「小腸・大腸の狭窄・閉塞」を追記するよう指示しました。
【重大な副作用】
小腸・大腸の狭窄・閉塞
小腸・大腸の潰瘍に伴い、狭窄・閉塞があらわれることがあるので、観察を十分に行い、悪心・嘔吐、腹痛、腹部膨満等の症状が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
直近3年間の国内副作用症例で小腸・大腸の狭窄・閉塞関連症例が6例(因果関係が否定できない症例5例)報告されたため今回の改訂に至っています。死亡例は0件。
また市販薬のロキソニンSについても、相談することの項目に「小腸・大腸の狭窄・閉塞(吐き気・嘔吐、腹痛、腹部膨満等があらわれる)の重篤な症状が起こることがある」と追記となっています。
報告された症例は合計6例と確率は極めて低いですが、長期の連用や、オーバードーズには注意する必要があります。
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