薬剤師国家試験ではよく目にした「ISA」。
薬局の現場ではあまり考慮するケースが少ないかもしれませんが、忘備録もかねて説明していきたいと思います。
ISA=Intrinsic Sympathomimetic Activity
の頭文字をとったもの 。
Intrinsic=本来備わっている
Sympathomimetic=交感神経様作用
Activity=活動的
すなわちISA+とは、β遮断薬にも関わらず、β受容体を刺激する作用も持つということをいいます。
交感神経が興奮しているときはβ受容体抑制にはたらき、交感神経が興奮していない時には、β受容体をわずかに刺激するといった特徴があります。
ISA+は心拍出量を減少させすぎないため、高齢者や徐脈の患者さんに適しているといわれています。
ISA-は心拍出量を減少させるため、狭心症や頻脈の患者さんに適していて、心筋梗塞の再発や虚血性疾患を防止し、心不全の予後を改善するといわれています。
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