2015年2月24日にパリエット5mgが薬価収載されました。
「何で5mg??」
そう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また今回5mgの承認と同時に、
「低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制」
の効能・効果の承認を取得しています。
現時点で「低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制」で投与可能なPPI系統は
タケプロンOD錠・カプセル15mg(ジェネリックに適応がないので注意!!)
ネキシウム20mg
タケキャブ10mg
パリエット5mg
の4種類のみ。
パリエットの効能・効果、用法・用量は下記の通りとなっています。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger‐Ellison症候群
通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回10mgを1日1回経口投与するが、病状により1回20mgを1日1回経口投与することができる。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。
逆流性食道炎
逆流性食道炎の治療においては、通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回10mgを1日1回経口投与するが、病状により1回20mgを1日1回経口投与することができる。なお、通常、8週間までの投与とする。また、プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な場合、1回10mg又は1回20mgを1日2回、さらに8週間経口投与することができる。ただし、1回20mg1日2回投与は重度の粘膜傷害を有する場合に限る。 再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回10mgを1日1回経口投与する。
非びらん性胃食道逆流症
通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回10mgを1日1回経口投与する。なお、通常、4週間までの投与とする。
低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制
通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回5mgを1日1回経口投与するが、効果不十分の場合は1回10mgを1日1回経口投与することができる。
ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回10mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。 なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。 プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回10mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
※パリエット5mgは10mg錠と同一の効能・効果として承認を取得しているとのことです。
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