
2018年もファーマシスタに関わる皆様が公私共右肩あがりの1年になるようにお祈り申し上げます。
2017年に注力したのが、コンテンツの土台固めです。
そのため自分がファーマシスタの運営で最も時間を費やしたのがメディカルライターの採用と教育です。
ライター募集の記事が検索で露出したことが功を奏し、30名近くの方に問い合わせ・エントリーいただきました。
現時点で16名の優秀な現役薬剤師にライター登録をいただき、2017年12月時点のアクセスは2016年に比べ2倍強となっています。
ファーマシスタに時間を費やしてくださる方々にこの場を借りてお礼申し上げます。
昨年の大きな出来事(事件?)といえばGoogleの検索アルゴリズムの大幅変更でしょう。
医療情報サイトのwelq問題がきっかけとなり、質の低い医療系サイトを排除するために、2017年12月にGoogleによる医療系記事の検索アルゴリズムが大幅に変更されました。
相対的に製薬メーカーや公共機関のサイトが上位表示されるようになる一方で、医師や薬剤師などがどれだけ質の高い記事を書いても個人サイトの検索順位が低下するといった状態となっています。
知り合いの薬剤師が運営するサイトも半分〜1/3近くにアクセスが落ち込んでいます。
ファーマシスタも一時は30%近くアクセスが落ち、コツコツ積み上げ今期の目標を掴みかけていただけに、精神的な凹みは大きかったです。
ただ、薬剤師が検索するようなニッチな検索ワードでは相変わらず高い検索順位を維持しておりますし、何かに依存する事業スタイルからは脱却しなければいけないという大きな学びにも繋がりました。
今後、個人が医療情報サイトを営利目的で運営していくことは難しくなってくることが予想されます。
ファーマシスタでは
「インターネットを通じて薬学業界の発展と地域医療の活性化に貢献する」
というMissionを貫き、集合知によって情報の格差の解消に努めていきます。
引き続き現役薬剤師のライターも熱烈、大募集しています。
詳細はこちらをご覧ください!!
薬剤師不足が解消されつつある
ここ数年、特に昨年からは、肌感覚ですが、少しずつ薬剤師不足が解消されつつあるように感じています。
特に新卒採用に力を入れている薬局さんは強いですね。
中途採用を中止される傾向にあるのは、数年かけて種をまき、新卒採用にも力を入れてこられた薬局さんです。
薬学部のない沖縄県でも2、3年前までは喉から手が出るほど薬剤師を欲していたのに、今は充足されているケースも珍しくありません。
これは薬局業界にとっては素晴らしいことです。
超売り手市場が緩和されていくことで、売り手間の競争が起こり、薬剤師の研鑽に繋がる結果、薬剤師のレベルが底上げされると考えるからです。
求人サイトの運営者なら需要が減少することは事業にとってマイナスですが、建前でなく素直に素晴らしいことだと思えるのは、僕たちがファーマシスタを自分たちの生活のための事業にしていないことも大きいでしょう。
しかし、まだまだ地方では人不足が深刻な地域もありますし、いい人材を採用したいというニーズは今後も尽きることはありませんので、求人広告サイト側も変わらずコツコツと磨き続けてまいります。
ブロックチェーン・AIが医療業界も進化させる
薬局経営者の方とお話しすると
「これからは保険収入が増えることはないからな〜」
「下がることはあっても上がることはまずないね〜」
というネガティブな空気に包まれています。
医薬分業率が頭打ちになり、調剤薬局が成熟期に入り、今後薬局数も右肩下がりで減少していくことが予想されますが、僕は最も脂がのった30代に今の時代を過ごせることがとても幸せに感じています。
アイディアと行動力で圧倒的な低コストで事業を運営できるようになったのは、インターネットが革命を起こしたおかげです。
僕が沖縄にいながらも全国に向けてファーマシスタを運営しているのは、インターネットなしでは考えられなかったでしょう。
現在は暗号通貨がとてつもないボラティリティで世間を騒がしていますが、ブロックチェーン技術は金融だけでなく日常生活や医療業界にも革命を起こすことが予想されます。
インターネットが僕たちの生活をドラスティックに変化・進化させているように、ブロックチェーンやAIといった技術革命の時代を生きれることが本当に幸せです。
個人的な目標
2018年の個人的な目標は
「英語を日常会話レベルで使えるようになること」
です。
具体的には字幕なしでアメリカ映画を観れること、旅行で不自由しないことです。
昨年妻とフロリダとニューヨークに行った時に、飛行機の乗り継ぎでトラブルがあり、
自分の英語力の無さから、
「His English is limited…」
と言われ大変悔しい思いをしました。
今年は家族が増えることもあり、英語を本格的に習得していきます。
海外旅行で父親の威厳を保たないといけませんからね(笑)
写真はウォール街にあるニューヨーク証券取引所。
ウォーレンバフェットに憧れて、2011年に初めて買った米国株はアマゾン(ティッカーシンボル:AMZN)でした。
ウォーレンバフェットの投資哲学は、実はファーマシスタを運営していく上でもとても役立つ教えになっています。
これからも本物のサイトを目指し、理想を追求してまいります。
2018年もファーマシスタに関わる皆様が公私とも右肩あがりの1年になりますようお祈りしています。